相続税の手続きというと
税金の問題で作成などが非常に難しい印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
実際に初めて行う方が多いので難しい印象をもつのは当然といえるかもしれません。
そこで今回は、相続税の手続きについて簡単な流れを紹介し、まとめました。
亡くなってから10か月以内に相続税の手続きを終わせる
相続税は、被相続人(亡くなった人)の死亡を知った翌日から10ヶ月以内に、
亡くなった人の住所がある税務署に申告し、納付しなければいけません。
例えば、遺族が東京に住んでいても被相続人が大阪に住んでいた場合は、
大阪の税務署に申告する必要があるのです。
しかも、こういった事情であっても例外なく10ヶ月までに手続きをしなければいけません。
延滞すると、所得税同様に税務署からの督促や利子税、
延滞税など課税される恐れがあります。
そういったリスクがあるので、手続きは早めに開始しましょう。
相続税の手続きの基本的な流れ
相続税の手続きの基本的な流れは、5つのステップです。
法定相続人を決める、相続財産を確定、書類を手配、
相続税申告書の作成、そして申告と納税になります。
法定相続人は相続する人を決めることです。
遺言書などの確認を行ったり、家族で相談しましょう。
相続財産の確定は、故人宅の遺品探しや取引金融機関のリストアップと残高照会を行い、
いくら遺したかを確認します。
ここでどのように分割するかを協議する流れです。
ここまではなるべく早く行いましょう。
合意の証明として「遺産分割協議書」を作成しないと、
亡くなった人の不動産の相続登記や金融機関での名義変更や口座解約ができません。
あとは書類を手配し、相続税の申告書の作成を行い申告、納税と進みます。
どうしても相続税の手続きがわからない場合は税理士事務所へ
相続財産を遺して亡くなった方が会社経営をしていたり、
複数の業務に携わり複雑な収入源のために
会計作業が面倒で確定申告が難しかったりすることもあります。
こういった状況では自力で相続税を税務署へ納める作業は困難です。
どんな情報が必要なのかすらわからず、
今回紹介した流れでは理解しにくいこともあるかもしれません。
そんな時は税理士事務所へ相談するのも手です。
税金や税務のエキスパートが在籍する税理士事務所に相談すれば、
複雑な相続税の手続きがとてもスムーズにできるでしょう。
気になる方は一度相談するのがおすすめです。
まとめ
相続税の手続きは、
簡単にまとめると思ったよりはわかりやすい印象を持ったのではないでしょうか。
一つ一つクリアしていくことで相続税の手続きもできないことはありません。
しかし、複雑なものに関しては税理士事務所へ相談するのがおすすめです。
今回紹介した手続き以上に複雑な会計処理などが必要になる場合もあるからです。