節税しながら貯蓄できる個人年金保険のメリットと控除の上限とは

節税しながら貯蓄できる個人年金保険のメリットと控除の上限とは

 

 

将来のためにお金を貯めておく方法の1つに個人年金保険があります。

個人年金保険は個人年金保険料控除という仕組みがあり、税金対策をしながら貯蓄することができるお得な金融商品です。

ここでは、個人年金保険のメリット・デメリットと控除の上限金額について解説します。

 

◼︎個人年金保険とは

個人年金保険は一時払いや毎月一定額の金額を原資とし、保険会社が運用し、

設定した年齢になれば年金として受け取ることができます。

公的年金は日本国内に居住している20~60歳の人が加入を義務付けられている年金保険制度です。

一方、個人年金は保険会社が扱う金融商品の1つであり、加入の義務はありません。

保険料払い込み期間中に死亡した場合はそれまでの保険料払い込み相当額が死亡給付金として支払われます。

 

◼︎個人年金保険のメリット

*将来の生活資金を計画的に貯蓄できる

普段、貯蓄等がなかなかできないという方であっても、個人年金で将来の生活資金を計画的に貯めることができます。

老後のために貯蓄しようとしてもなかなか思うように貯まらないということもあるでしょう。

個人年金で毎月積み立てることで計画的な貯蓄を継続しやすくなります。

*個人年金保険料控除を受けられる

個人年金の保険料は個人年金保険料控除の対象となり、所得税や住民税の節税をすることができます。

一定条件を満たせば最大で年間4万円の控除を受けられるため、税金対策をすることができます。

 

◼︎個人年金保険料控除額の上限

個人年金保険料控除では所得税・住民税合わせて最大68,000円の控除を受けることができます。

 

*所得税の個人年金保険料控除額
年間支払保険料:保険料控除
・2万円以下:全額
・2万円超4万円以下:支払保険料×1/2+1万円
・4万円超8万円以下:支払保険料×1/4+2万円
・8万円超:一律4万円

 

*住民税の個人年金保険料控除額
年間の支払保険料:保険料控除
・12,000円以下:全額
・12,000円超32,000円以下:支払保険料×1/2+6,000円
・32,000円超56,000円以下:支払保険料×1/4+14,000円
・56,000円超:一律28,000円

 

控除額と計算式は以上のようになりますが、個人年金保険料控除を受けるためには個人年金保険に

「個人年金料税制適格特約」が付加されていなければなりません。加入時には特約が付いているか確認が必要です。

 

◼︎個人年金保険を活用してお得に貯蓄しよう

個人年金保険は税金対策をしながら将来のための貯蓄を行える保険商品です。

貯蓄が苦手な方や将来に備えておきたい方は、活用するとお得です。

掛け金も将来の計画に合わせて自由に決めることができますので、

無理なく支払える掛け金でコツコツと資産づくりを行うと良いでしょう。

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